お食い初めは、新生児の生後１００日から１２０日目に行われる儀式です。乳歯が生え始めるこの時期に「一生食べ物に困ることが無いように」と願いを込めて家族皆で祝う、一生に一度の儀式です。JPNTradでは、子どもたちのこれから始まる長い人生の幸先を良いものにしたいという職人の想いから生まれた、３５０年の伝統技法で追求したお食い初めの器をご用意致しました。お食い初めの歴史は古く平均寿命の短い鎌倉時代においては「１００日まで良く生きてくれた」ということに対する御祝いの儀式として行われてた説があります。

それが今日では、子どもが一生食べ物で困ることが無いようにという願いを込めて、家族皆で祝う形に変化していきました。伝統的なお食い初めは一汁三菜の「祝い膳」と呼ばれる組み合わせを用意することが多いです。香の物、煮物、吸う力が強くなるようにという意味合いのあるお吸い物、鯛のお頭付きなどの焼き魚、紅白の餅、そして食べ物ではないですが、歯が丈夫になるようにという意味合いのある歯固め石などを用意することが多いようです。ただし、その土地の歴史や文化によっても多少異なることがありますので、親族に聞いてみたり、街の文献に目を通してみるのも大切です。